【機材レビュー】SIGMA 105mm F2.8 DGDN Macro Art 最強のマクロレンズ
SIGMA 105mm F2.8 DGDN Macro
花や昆虫、ポートレートに物撮りと色々な撮影に使えるのが中望遠のマクロレンズ。
今回は「SIGMA 105mm F2.8 DGDN Macro Art」をレビューします。
購入した理由
私は以前上記の記事で
「広角と中望遠の間を埋めるレンズがあれば、バランスが良くなりそう」
とのたまっていました。
しかし今回購入したのは105mmという中望遠レンズ。
なぜ「SONY FE 85mm F1.8 」を持っていながら再び中望遠レンズなのか。
答えは簡単「マクロレンズは超便利」だからです!
この記事の最初に書いているように、マクロレンズは色々な撮影で活躍します。
「SONY FE 85mm F1.8」は寄れないという欠点もあって撮影が難しい場面が多々ありましたが、マクロレンズであれば問題ありません。
既に中望遠レンズを持っている人でも追加で購入する価値があると思います。
レンズの簡単な紹介
スペック
焦点距離105mm、開放F値2.8とマクロレンズとしては標準的なスペックです。
インナーフォーカスのため同SIGMAの「70mm F2.8 DG MACRO Art」ように鏡筒が伸びることはありません。
防塵防滴機構を搭載しています。
(SONYのように「配慮した設計」ではないのでそれなりに信頼できそうです。。。)
機能
絞りリングを搭載。
デクリック切替スイッチがあり、クリック感の有無を切替可能です。
また絞りリングロックスイッチも搭載しており、Aに合わせた状態でロックすることができます。
その他にAF/MF切替スイッチ、好きな機能に割り当て可能なフォーカスホールドボタン、フォーカスリミッターが搭載されています。
付属品
前後レンズキャップ、フード、ケースが付属しています。
ケースはSIGMA特有のかなりしっかりとした作りのものです。
良い点
実際に使用してみて良かった点をあげていきます。
意外と速いAF
使用してみる前はマクロレンズのためAFが遅かったり迷ったりするのではという懸念もありました。
しかし通常撮影時のAFは普通に高速かつ正確で、いい意味で期待を裏切られた感じです。
さすがにマクロ撮影時は多少迷いますが、MF併用で特段問題ないと思います。
写りがヤバい
マクロレンズは基本的に写りがヤバいですが、私が過去使ってきたレンズの中でも飛びぬけてヤバい写りだと感じます。
写りに感動したのは同SIGMAの「135mm F1.8 DG HSM Art」以来でしょうか。。。
競合品と比べて安い
「SIGMA 105mm F2.8 DGDN Macro Art」は本記事作成時点の価格で「8万円」前後といったところです。
Eマウントには競合レンズ「SONY FE 90mm F2.8 Macro G」が存在しますが、こちらは本記事作成時点で「12万円」前後です。
価格差は「4万円」程度。
かたや純正というアドバンテージはありますが、この価格差は大きいと思います。
悪い点
多少かさばる
重量は715gと比較的普通ですが大きさが多少気になります。
特にフードを付けた状態ではバッグに納まらないため、レンズ交換時にはフードを逆付けする必要があり多少面倒に感じました。
フードの取り外しが少し固い
上であげたようにバッグに納める際などにフードを外す必要があるのですが、取り外しが固いため多少力が必要です。
恐らく個体差や使用しているうちに緩んでくるとは思いますが。。。
サンプル・作例
実際に「SIGMA 105mm F2.8 DGDN Macro Art」で撮影したサンプル・作例です。
今回はスチルのみとなります。
動画でもAF含め問題なく使えますが、やはりブリージングが気になります。
個人的にスチル用と割り切っているため今回は欠点としてあげていません。
まとめ
最強のマクロレンズ
高画質でコスパも良く、欠点も少ないお勧めできるレンズだと思います。
Eマウント、Lマウントでマクロレンズを選ぶのであれば最高の一本となるでしょう。
撮影の幅も広がりますよ。