【レビュー】 TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 便利かつ万能なズームレンズ
広角から望遠まで、一本あるととても便利な高倍率ズームレンズ。
今回は「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6」をレビューします。
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
レンズの簡単な紹介
スペック
焦点距離は28-200mm、F値は2.8-5.6の高倍率ズームレンズです。
F値に関しては高倍率ズームレンズで2.8スタートは世界初とのこと。
マウントはEマウントでフルサイズにも対応しています。
この価格帯のレンズとしては珍しく簡易防塵防滴構造でありフッ素コーティングも採用されています。
外でも安心して使うことができそうです。
フィルター径は67mm。
多くのレンズで採用されているサイズのため、フィルターの使いまわしができるのは嬉しいところ。
機能
機能としてはシンプルにズームのロックスイッチのみを搭載しています。
今のところ下を向けても自重で勝手に伸びることはないので特に使用していません。
光学手振れ補正等も搭載していないため、ボディ側の手振れ補正機能に頼ることになります。
サイズ・重量
公式サイトによるとサイズは長さ117mm、重量575gとのこと。
高倍率ズームレンズとしては非常に小型軽量な部類です。
ただあくまで高倍率ズームレンズとしての話であり、α6000系やα7cなど小型のカメラにつけた場合は若干大きめに感じるのではないかと思います。
付属品
付属品はフロント・リアキャップとフードのみです。
特にケース等は付属していません。
良い点
驚異の高倍率と十分な画質
28-200mmと約7倍の高倍率！
風景から特定のものに主題を置いた撮影まで幅広く対応できます。
画質に関しても悪くはなく、高倍率ズームとしては必要以上に満足できるものです。
開放では若干甘い部分も見受けられますが、少し絞ることで十分な描写を得ることができます。
明るめのF値
広角端の開放F値が2.8とズームレンズとしては明るく、広角側でもボケを活かしやすいと思います。
星景写真でもギリギリ使えそうですね。
標準ズーム「SONY FE 24-105mm F4」と比べてもほとんどの焦点距離でF値が優れているようです。（TAMRON 28-200mmは100mm時点でF4.5）
逆光耐性
本格的にテストをした訳ではないのですが逆光耐性が高いように感じます。
朝日や夕日を結構撮影していますが、フレアやゴーストが出たことはほぼありません。
気になった点
広角側が少し狭い
24mmスタートのレンズに慣れている場合、28mmは少し狭く感じます。
風景メインの場合は他の広角レンズと合わせて使うのがベストです。
私は別途「SONY FE 20mm F1.8 G」を所持しているため、広く撮りたい場合はそちらのレンズを使用しています。
デザインが微妙
好みの問題ですが個人的にあまり好きなデザインではありません。
特にレンズマウント付近のシルバーのリングが何とも微妙……。
ズームして鏡筒が伸びた姿も今一つです。
所有感を満たすようなレンズではないと言えます。
サンプル・作例
今回はスチルの作例のみとなります。
動画撮影にも向いているレンズなので撮影次第動画の作例も追加しようかと思います。
まとめ
便利かつ万能な高倍率ズームレンズ
今回は「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6」レンズを紹介しました。
高倍率かつ比較的明るいためシーンを選ばず使える「便利かつ万能」なレンズです。
画質も高倍率ズームレンズとしては満足できるもので、物足りない方であっても構図の確認やロケハンなどにおすすめです。
